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 長らくご無沙汰しまして申し訳ありません。幾人かの方に温かい励ましの言葉をいただきありがとうございました。お叱りの言葉ともお聞きしました。      「私の怠惰を衝いてくる火の箭」                                    また、ぼつぼつと書いていきたいと思います。句会の席題についての疑問をいただいた方がありましたので、自分の思いを書きました。みなさんの句会ではどのようにされていますか。

〈席題について〉                                        

 句会において「席題」が課されることがありますが、それを考える時間は、投句するまで30分から1時間足らずでしょう。ただ、句会運営に当たる受付・進行・脇取りなどの係の人は、席題を考える時間がなかなかないので、前もってそれらの人に題を教えている場合があります。

 それも一往わかりますが前日までに一部の人が知っているのは、平等という観点からどうかという不平を何度も聞きました。前日までに知っているというのは兼題と同じではないかということです。そこで私の関係する句会において採っている不平等感を除く一つの方法を次に挙げてみます。

 まず、席題の候補を10数枚ほど封筒に入れておき、句会に早く来た人に1枚引いてもらい、兼題とダブリがないか検討のうえ席題を決定します。係はある程度ベテランが多いので、数名で実務を交替しながら席題を考えます。そういう意味では係の人はなかなか大変ですが、ちゃんとこなせているようです。

 席題としてイメージ吟を課す会もありますが、これは写真・図柄のプリントや時には展示された実物を見て連想する思いを句にします。個性的な発想に新鮮さやおもしろさがあってなかなか人気があります。時には、このようなイメージ吟を採りいれてみるのもよいのではと思いますが、いかがでしょうか。

土曜講座 灘中・灘高 

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 昨、11月6日 国民文化祭・京都2011に参加しましたが、900名を超す出席者で圧倒されました。大会後の交流会は実に楽しく、有意義でありました。その際、小中学生や高校生などの若い人の川柳への関心を高め、定着させるにはどうしたらよいかなどの話がでました。次に、灘校での土曜講座の報告を転載してみます。

 現勤務校である灘校(中・高)においては土曜日に、各界でご活躍のOBや本校の教諭などによる各種講座を開いている。希望者を募り自由に受講できる時間を設けており、生徒たちの好評を博しそれなりの成果をあげている。

 1学期には、マスコミで「奇跡の教室」と紹介された97歳の元灘校国語教師、橋本武師の『銀の匙』の授業も開講された。

 2学期には講座の1つとして「川柳」(氷筆担当・2度目)が組み込まれた。受講生は高校生6名、中学生12名である。(本校は男子校であるから全員男性)

 まず、講座の前日までに川柳2句を各自作って提出し、同時に川柳についての疑問・質問点などを書いてもらった。後者の主なものは次のとおり。

①川柳の発祥とそのルーツ。 ②川柳の名前の元になった柄井川柳の句は? ③川柳に様式  はあるか。 ④伝えたいことがらを十七文字に濃縮する時のコツ。 ④音数の数え方。字余り・字足らずの句について。拗音は一字に含むのかどうか。 ⑤季節的なことばの入った川柳と俳句はどう見分けるのか。そもそも違いはあるのか。 ⑦事実をそのまま書く(オチがない)のでもいいのか。 ⑧狂歌・俳句などとの違い。 ⑨外国では川柳はどれくらい人気があるか。「英語川柳」みたいなものはあるか。 ⑩先生は川柳が好きかどうか―など。

⑩を除けば川柳を始める人が一般的に持つ基本的な疑問である。前もって準備したプリントを渡し、それらに答えていく。

次にこちらから質問したどんな川柳を知っているかについては、日本史で聞く例の「役人の子はにぎにぎを…」が多かった。現代川柳らしい作品については一つも出てこなかった。これについては、「人間のあらゆる活動や思いを詠う五七五」が川柳であり、文芸としての川柳についてきちんと伝える努力をすべきだという反省をした。(全国には、そういう努力をしている人があることも承知しているし、生徒に実作をしてもらい、応募して受賞することもあるが。)

 次に虫食い川柳を100題やってもらったが、これには大いに興味を示し皆で楽しんだが、多くが大人の句であり内容については難しい面もあった。中学生も含まれていて無理もないかと思ったが、次からは、小・中・高生の句を中心にして出題すればもっと興味を引くのではないかと思った。1題1点で最高点は60点。

 次は、私が講師をしている毎日新聞川柳教室で8月分の出題「着る」の応募句、上位から50句を印刷して各自に8句ずつ抜いてもらった集計結果である。(作者名略)

8点句(4句)

①お下がりの弟 兄と背くらべ

②濡れ衣も着ます貴女の為ならば

③喜怒哀楽いつおさまるや試着室

④浴衣着て花火終われば通勤着

4点句(3句)

⑤あの虹でシャツを仕立てて纏いたい

⑥焼香の喪服のうなじ凝視する

⑦嫁入りに揃えた着物出番無し

 場面的にも用語的にも身近な句が選ばれたと思うが、②・⑥などは男子ばかりの選ゆえ抜かれたのかとも思う。大人の作品を選してもらったせいか、私の抜いた三才・佳句とは重なっていないのにやや驚いた。

 これまでも学校川柳に真剣に取り組んで成果を上げている方が幾人もある。今後もより多くの学校関係者の理解や協力、柳人の理解や協力をいただきながら、若年層に川柳を滲透させ、正しい川柳理解の上に立って永続的に川柳を楽しむ人を増やしていくことが肝要だろうと思う。

終わりに生徒提出の作品を四句

催眠術どの先生も熟練者     中3

久々に会ったOB彼女持ち    中3

おもしろうてやがて悲しき負け戦 高1

若人の十人十色に燃える秋    高2

 

 

第62回 西宮市民文化祭川柳大会・甲子園川柳社

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 子園川柳社(どなたでもご出席またはご投句歓迎)という川柳社があります。下記の大会を10月16日(日)甲子園川柳社の例会の日に開催します。以下のように選者として川柳界でおなじみの方々にお越しいただきます。皆さまがおいでくださることをスタッフ一同楽しみにお待ちします。大会では投句は募集しておりませんが、毎月の例会では、投句も受け付けております。(最下記の☆欄の文参照)例会は原則として第3土曜日開催で、西宮市民会館にて13時より開きます。

 第62回 西宮市民文化祭 川柳大会        

    日  時  平成 23年10月16日(日)      

  開  場  12時  出句締切  13時30分     
 
 場  所    西宮市民会館(市役所南隣)4階        
  
  会   費  1500円 ( 呈 作品集・小品 )
 
兼題・選者 ( 各題 2句詠 欠席投句拝辞 席題 無し )  50音順 敬称略
 
 ・ 夢               赤 松 ますみ  選       
   ・ 走 る     石 井 冬 魚 選  

   ・  バッグ      奥 田 みつ子  選 

 ・ 薬             土 田 欣 之 選       

   ・ 焼   く      西   美和子 選  

  ・ 何           松 本 初太郎 選   

 ・ 運              村  上  氷 筆 選 

      連絡先 村上 氷筆(ひょうひつ)

     〠652-0897  神戸市兵庫区駅南通5-2-7-2609  

            ケイタイ 080-1406-1717       電 話 078-381-5844
 
☆甲子園川柳社 月例会の案内 下記要領でお送りください。   宛先―上記 村上 氷筆宛て
 
 句箋の大きさ―A4用紙3折り(ほぼ、4㌢×21㌢)でお願いします。来年の兼題はこの欄でも発表します。
 投句料―80円切手を5枚、同封してください。投句は兼題のみです。

  11月19日(土)の兼題は、 米・地下・ケーキ・立つ・席題1題  

  12月17日(土)の兼題は、 握る・自分・徳・記録・席題1題 

 

☆川柳や言葉・文字に関するご質問をお寄せください。できる範囲でお答えします。あるいはともに考えましょう。
 
   
                      

土佐小旅行 龍馬・地酒

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高知への小旅行

高知市で行われた文科省の研究会への出席のため8月24日~26日、高知へ行きました。6度目の訪れでしたが、また新しい魅力に触れることができました。

高知市在住の高校時代の新聞部の1年後輩のM氏ご夫妻のご案内(「土佐のお客」というおもてなしの言葉がある)をいただきとても充実した旅となりました。

皿鉢料理・地酒―夕刻からの小宴の皿鉢料理のおいしかったこと。郷土料理はまさに山海の珍味でありました。何と言っても友との久しぶりの地酒が最高でした。鯨飲侯の流れを受けて土佐生まれの人たちは実に酒をよく飲みますし、酒席を男女とも楽しんでいるさまがよく分かります。土佐の「はちきん」の気性を目の当たりにして頼もしい限りでした。

龍馬―司馬遼太郎さんの龍馬像建立についての一文は、龍馬像は太平洋に臨む桂浜に建立されなければならないとう龍馬に対する熱い思いが綴られていて心打たれました。

牧野植物園―「日本植物分類学の父」として世界的に知られる牧野富太郎博士の足跡をたどりさまざまな植物と親しめる好個の場所だと思いました。生涯苦労をかけた奥さんへの感謝のしるしとして奥さんの名前を残したスエコザサには感心しました。

中土佐町立美術館―司馬遼太郎氏の次の言葉が石碑に刻まれていました。

 「土佐にきて、嬉しきものは、言葉に、魚に、人のあし音」。結句の「人のあし音」が秀逸で古代からの足跡もありましょうが、志士たちや版籍奉還以来の歴史の跫音を響かせていると感じました。ここは瀟洒な美術館でありながら収蔵の絵画類は広汎にわたり、著名な画家の作品が直に観られるように飾ってあります。ぜひお奨めしたい美術館です。

土佐紙の旅

 高知市に隣接する、いの町の「紙の博物館」では    土佐和紙についていろんな事を学びましたが、和紙に書かれた次の言葉が印象に残りました。

 夫は酒に酔わずよき妻に酔う 人は酒に酔わずよき友に酔う 妻は酒に酔わずよき夫に酔う

 心配ごとが多いのは今を懸命に生きていないから

 苦しいことが多いのは自分に甘えがあるから

シクラメンのかほり?

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 紀伊子さんのシクラメンの記事に触発されて……小椋さんのこの曲はとても好きな曲でよく歌いました。ところで、シクラメンには香りはほとんどないですよね。古典仮名遣いでは「かをり」ですから現代仮名遣いにすれば「かおり」となりますね、なんて野暮。ただ、旧聞に属しますが、島根県のある農業高校の先生がこの歌に刺激されてか、香りを放つ品種を作られたという記事を読んだことがあります。栽培、販売は島根県下のみということでしたが、その後どうなったでしょうか、香りもいまだに聞いたことがないのを心残りに思っています。

『全国川柳作家年鑑』

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紋太師の誓い
ふあうすと川柳社刊行の『全国川柳作家年鑑』も今年(H22年)で56回となりました。これもひとえに全国(アメリカをはじめとする外国もある)の川柳愛好家の皆様のお蔭と感謝申し上げます。 今年は東北大震災の影響で募集の面で少々影響が出ましたが、来年も、全国の川柳愛好家の皆さんから作品を募集し、第57回『全国川柳年鑑』を刊行いたします。募集要項は来年5月頃に載せたいと思います。柳社は問いません。皆さんのご投稿をお待ちします。作品はお1人7句で既発表句・新作を問いません。第55回のご投稿は888名でした。注意:最近

新葉館出版から発刊された『椙元紋太の川柳と語録』は、夙に完売になったことからもわかるように、紋太師の人気には根強いものがあります。その紋太師の言葉を次に挙げてみます。

まず、「我々の本領とする作品に力を入れることと柳界の良くなることに協力を惜しまないことは誓う。」「極論すれば、人が認めようと認めまいと気にせず自己の思いのままに作句すればよい。」(ふ誌300号)という紋太師の誓いの言葉と作句の考え方があります。さらに、川柳を創る心得としては次の語句がありあます。

「川柳はこれからだという気持で、川柳は自分のものだという気持で、百年先に問うつもりで作ればよい。」「古き上に新を加えて…三要素に新要素を加えるのだ。」とあります。さて、『第55回 全国川柳作家年鑑』にも右のような観点に添う句がたくさん見えますが、誌面の都合上、ページ順に40句抜かせていただきました。川柳の文字数により不揃いがありますがご容赦を。

昨8日が立秋でしたが、しばらくは炎暑・溽暑が続きそうです。原発事故の見えざる恐怖もあります。どうぞご自愛ください。

海の幅言い訳にして親不孝         関  三脚

地底から響き合ってる春のうた       辻  晩穂

人並みの骨になるまで本を読む      西山 金悦

存在の証明 夜の灯が漏れる       雫石 隆子

女房との距離測りつつエラ呼吸        あきた・じゅん

会いたいな みんなホームに埋まってる   柴田 政幸

アナログが消える昭和の絵が消える    伏見 清流

アドリブが滑ってからの不整脈       田中寿々夢

一日がなかなか暮れぬ休肝日       高塚 英雄

薄氷の砕けて涅槃し給える         中居 杏二

ローン終え今表札が光り出す        高見 英子

麻酔からさめて此の世のありがたさ     石井 章

さよならは嫌いあれから不眠症       新貝里々子

背くかも知れぬ握手がやわらかい     戸川 嘉山

お許しを私の死後はゴミの山        奥山 晴生

指先を流れ続けているカオス        赤松ますみ

ふるさとは何も問わない手を広げ      みぎわはな

北極星その深さまで光りたい        末盛ひでみ

圏外のザインなれども熱き骨        長島 敏子

咲くよりも散るむずかしさ人もまた     奥田みつ子

いつから僕の宇宙に君がいる       渡辺すみ子

好きな人蝶々結びで止めておく      内田  椛

おんおんと海が地球を食んでいく      山田 順啓

無駄遣いしてもいいでしょ愛なんて    居谷真理子

出し抜けに届く鋭利なバラの棘      菱木  誠

お酒さえあれば銀河の果てまでも    新家 寛司

女でしたお祭りでした以下不問      牧野ねえね

父母もなく古里の磁場痩せてゆく    小松 好子

温めた箱に記憶のない卵         白井ミツ子

さくらさくら老躯に果し状が来る      角本 華峰

湧いてきた*は蟻だった         徳長 怜子

火葬場のうどんが旨い生きている     山下  芙美

パジャマS母がだんだん小さくなる    今井 弥生

子の白髪ふえて暮らしを思いやる    大庭 ふみ

零下三十度生き抜いてきた面の皮     伊豆丸竹仙

墓碑銘に風と刻んでくれますか            藤田 菁彦

人の死やとてもせつないクラクション      大庭 堅司

泡沫となる日あなたに抱かれる日       松本   篤世

まだ他人春の鼓動が鳴りやまぬ          平田 朝子

振り向いた牛の泪の殺処分              甲斐 碌詩

隠岐の島

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 隠岐の島旅行から昨日7月24日に帰神しました。大阪からは飛行機で1時間のフライトですが、今回は仕事の都合もあり、往時の人々の船によるご苦労の万分の一でもと思い、往復とも陸路・海路を利用しました。自然豊かな島であり、歴史的にも知られた島です。

 第82代天皇であった後鳥羽上皇(現地にて没)や第96代後醍醐天皇(隠岐を脱出・京都没)など、高貴な方の流された知としてはよくご存じだと思います。

 その中でも、直情径行で知られ、そのありようから野相公とか野狂とか呼ばれた小野篁は838年から840年まで流されていたことになっていますが、漢詩や和歌の作者としても超一流であった彼に興味が特にありましたので、それも隠岐という島を体験してみたかった因の一つでした。

 案内をいただいた隠岐ジオパーク推進協議会の野辺さんが隠岐出身で、隠岐ファンをふやそうと懸命であり、初対面でありましたがこちらも引き込まれ、有意義な話がうかがえました。現地の神社の祭礼やジオパークの視点に立った地学・生物の話には特に引き込まれました。中でも、黒曜石の話は圧巻でした。

 往路では境港で水木しげる記念館に寄って、妖怪の世界に浸りましたが、水木さんのルーツは隠岐にあったということです。帰路には境港から開府400年祭で賑わう松江に出て、お城やヘルン記念館、県立美術館(橋本明治氏の展示が見事でした)等を見学しました。今回の旅も自分を見つめるよい旅となりました。

全国川柳作家年鑑(ふあうすと川柳社刊)

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  皆様いかがお過ごしですか。暑中お見舞い申し上げます。

 この度のなでしこジャパンの世界一の偉業には世界中が驚嘆しましたね。これから当分は彼女たちを賞賛する句がたくさんでることでしょう。いかがなパウル2世君も当てたとか当てなかったとか。

 ところで、ご存じの方も多いと思いますが、ふあうすと川柳社では毎年「全国川柳作家年鑑」を刊行しておりまして、今年は56年目に当たります。全都道府県はもちろんアメリカからもご出句いただきスタッフ一同感謝申しております。この件について、詳しくお知りになりたい方は村上氷筆(TEL&FAX 078-381-5844) までご連絡下さい。

 7月21日から米子経由隠岐へ旅します。ほぼ全国を回っていますが島には残っている所があります。どんな景色と人情に出会えるか楽しみにしています。

 変な自分史の一コマを――それは全国の都道府県の各庁所在都市で泊まってお酒を楽しんだということです。それはさておき、句会の後に気のあった者同士でお酒を飲みつつ語り合うことは実み楽しいですね。機会がありましたこちらもよろしく。

青木繁展

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 書き込みが少なくて失礼。どうも忙しすぎてとは怠けの弁解。

 先日、京都の国立近代美術館に仲間と「没後100年 青木繁展」を観に行ってきました。未公開資料が60点もあり収穫のある展覧会でした。代表作は何度も観ておりますが、今回は書簡も見物でした。

 この頃の久留米出身の三大画家は青木と坂本繁二郎と古賀春江です。このうち青木は母の里が現在の八女市にありましたし、坂本はパリから帰国してからは、八女を日本のバルビゾンとして福島町に居を定めました。

 知名度としては、青木が「海の幸」の画家として高いものがありましょうが、坂本とて、放牧三馬など色彩の素晴らしい画家として知られます。二人は年齢も一緒、画業に志すもほぼ同時のライバルであって、互いに切磋琢磨しあった間柄でした。

 同郷の画家として二人を尊敬するとともに、人生の不思議を感じさせる「繁・繁コンビ」のありように心惹かれております。

家族づきあいをさせていただいている方に、神戸大学名誉教授に渡辺 洋氏がありますが、この方は青木の縁戚に当たり、「悲劇の洋画家 青木繁伝」(小学館文庫)を書かれました。親戚ならではの視点からの青木が描かれています。こちらも是非読んで欲しい作品です。

 青木繁展は7月17日~9月4日に東京のブリヂストン美術館で開催されます。そこでは上記の文庫本「青木繁伝」も販売しているはずです。よければご一読ください。

とかく世は金の騙しのテクニック

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 この間、数名の卒業生と飲食会をもちました。その際、会計事務所を経営している彼から変わった名刺をもらいました。高齢者のみが罠に掛かるわけではなく、若い人でもけっこうそんなことがあるようですね。

 彼が名刺に書いていることを抜き書きしてみましょう。

ご利用・ご決断は計画的に! “世の中はお金を使わせる罠だらけ” (「遣わせる」がよいか?)

1 人生・ツキの流れを見極める! 『流れが悪い時はお金の決断をしない。』

2 うますぎる話には裏がある!  『「ぜひあなたにお譲りいたします」で即答。』

3 「手っ取り早い儲け話」に注意!  『「この人なら大丈夫」という人こそ危険。』

4 一度目の失敗よりも、その失敗を取り返そうと考え、二度目の失敗の方が大きくなる!

なかなか的を射た言だと思いますが、いかがですか。欲が絡むとどんどん深みにはまってにっちもさっちも行かなくならないように、お互い気を付けたいものですね。お金に関する川柳を古川柳から通しで見てみたいものです。